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2017年6月18日日曜日

母を思い、そして信じられないくらいありがたい日

 日曜日の朝です。お写経の日ですが、今朝は 母と一緒に 半島の先の観音様を一緒にお参りに行きます。
いつもより 心もち早めに すばやく朝のお掃除を 終えましたらすぐに出発いたしました。親孝行がここのところ出来ていませんでしたので そちらの方を優先したかったのです。
母ももういい年ですので あまり遠くには行きたがりませんが、近くの海でしたら 喜んでくれます。車の中では 母の想い出話が流れていきます。私は「うん へ~。」と相槌を 打ちながら聞いて行きます。何回も聞かされたお話も多々ありますが、母の話す声は いつもより生き生きしています。そのことが 話の事よりも 私にはとてもうれしいのです。
そんな小さな 車の旅ですが 観音様の所に来て そしてお線香とろうそくに火が入りましたら静かにお参りいたしました。ぶじお参りが終わりましたら 一緒に海を眺めます。広~い広い海は 眺める人の心を ただただ静かに 清らかにしてくれます。青く広がる海を眺めながら ほんのささやかな車旅を喜んでくれて とてもうれしく感じていました。
 
お参りから帰ってまいりましたら お写経へと向かいました。
お寺に着くや否や とても いい~~香りが漂いました。今、お寺の菩提樹の木が 花盛りでそのためこんなにもいい香りに包まれています。山の蜂たちが 花の周りで「ブーンブーン。」と飛び回ります。きっと今だけの光景なのでしょう。母にも見せてあげたかったなー そう思いながら お写経を始めました。少し暖かいので 北側の障子の扉と 入口の方の障子を明け放したまま お写経をさせていただきました。お部屋の中を 涼しい山の風が 畳の部屋のお部屋の中を通り抜けて行きます。そしてすぐに あの菩提樹の花の香り さらにお線香の香りが 交じり合って ものすごく 今まで嗅いだことのない素敵な香りが 部屋中を包み込みました。細筆を走らせながら なんて素敵な香りなんだろうと なんかこの世にいると思えない 信じられないような香りにずーっと包まれています。キンモクセイの香りとかもいい香りなのですが、菩提樹の花の香りと お線香の香りが 調和した香りは こんなにも素敵な香りになる事は知りませんでしたし、こんな素敵な体験を お写経部屋で自分一人だけが出来ていいんだろうかと それくらい思いました。 そう思っていますと 少し涙がにじんだりも致しました。その香りは 飽きることなく 写経を書き終えるまで 続きました。
 
 家に帰り、母にも この香りの幸せを少しでも感じてもらいたくて また母なら 話せばきっと喜んでもらえるのでは そんな思いで今日のお写経部屋でのお話をいたしましたら、週末もう一度、母とお寺に来ると 約束してくれました。自分だけが 幸せになるのではなく やっぱり少しでも 幸せのお裾分けが 出来そうなので またうれしくなりました。
 本当にありがたすぎるような 一日になりました。ただありがたく ただありがたく思うばかりです。
 

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